こんにちは!

老後破産回避コンサルタントFPの横山です。

 

大手生命保険会社の第一生命さんが、今月22日から健康診断の結果を提出すれば保険料を最大で2割割り引くという制度をスタートします。

診断結果を出すだけで割引。

生命保険料の負担が軽くはない私たち消費者にとっては嬉しいことですよね!

ということで今回は、生命保険の保険料をいくら払っているか?について考えてみましょう。

これからの流れ

第一生命さんが22日から導入する仕組みのポイントは、健康診断の結果を提出すれば割引、という点でしょう。

もう少し詳しく紹介しますと、対象となる商品は、死亡保障と三大疾病保障の新契約など。

健康診断の結果を提出すれば1割、数値の内容によってさらに1割の割引が受けられるということです。実際に同社の調査で検診を受けている人の方が、死亡や病気のリスクが少ない傾向があることがわかっています。

保険会社としても保険金の支払いが減るということから、顧客の健康意識増進を図るための仕組みのようです。

今回の第一生命の制度は業界初ということですが、今後こういう流れは業界全体に広がっていくことでしょう。

ところで保険料・・・

ところでその保険料。。

あなたは年間いくらくらい払っているか把握されていますか?

現在、生命保険の世帯加入率は約90%程度です。
つまりほとんどの世帯で何かしらの生命保険に加入をしているということですね。

そのような中で、平均的な年間支払保険料というと、

男性22.8万円、女性17.4万円、1世帯あたり38.5万円
(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」より)

いかがでしょう?

高いか安いかというところは個々によっても違うでしょうが
生命保険は人生で住宅に続き2番目に高い買い物とも言われます。

長期に渡り保険料を払込み続けるということを考えればご納得いただけるかと思います。

生命保険を過信するなかれ

生命保険を過信するなかれ、というと誤解を招きそうですが、生命保険は素晴らしい仕組みです。

私自身保険業界の出身ですし、保険の有用性は理解していますがその一方で、多くの方々が深く理解することなく、ただ生命保険に加入していれば万全だろうと考えていることに疑問を感じるのです。

リスクマネジメントという学問においては、リスクへの対処法は様々存在しています。

リスクその物にアプローチをしていく方法(例えば、燃えにくい建材で家を建てる、工場を分散する、社員の防災講習をするなど)があり、また発生してしまうリスクに対して経済的に対処する方法もあります。

この経済的な対処法において、家計に吸収できない部分が「保険」というツールが担う所なのですね。

ですから、なんでもかんでも保険に入ればいいというものではないわけです。

いや、ある意味莫大な保険料を保険会社に貢いでも痛くもかゆくもないということであれば、構わないかもしれませんけど。

だからこそ、自分にとって必要な保険種類や必要な保障額はいくらなのか、それはいつまで必要なのか、などを把握し適切な保険に加入することが大事なのですね。

低コストで必要な保障を得る方法

リスクに備えることは大切。でも保険料はなるべく抑えたい。
そう考える方も多くいらっしゃいます。

そのような方々には今回の割引なども有用です。

ただ、保険はやはり保険。何もなければ保障を購入した保険料は帰ってくるわけではありません。

様々な割引制度や同じ保障でも安い保険料(掛金)で得られる保険会社(共済)などをしっかりと比較しながら加入を検討していくことが大切です。

それから、他にも驚くべき低コストでリスクに対応する方法もありますが、それはまた別の機会にお話しします。

関心ある方は、私のセミナーに参加いただければと思います。

 

本日はこれまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。