こんにちは!
老後破産回避コンサルタントの横山です。
旧盆の時期となりましたが、皆さんはお墓参りを済ませましたか?
私も、父とご先祖様にご挨拶してきました。
この時期はどこに食事に行っても、帰省してきたお子さん一家と一緒に食事を楽しむおじいちゃん・おばあちゃんの嬉しそうな笑顔で溢れていますよね。
可愛いお孫さんの笑顔を見れる反面、この時期は出費がかさみますよね。
今回はそんなお話をしてみたいと思います。
可愛い子ども・孫のためなら?
子がいつまで可愛いか?という話はよく巷でも聞かれますが、あなたの場合どうでしょう?
思春期やら反抗期などで関係が悪くなったとしても、親としては子がかわいいというのは変わることは基本ないようです。
そして、何歳になろうと子はいつまでも子、可愛いと思う気持ちは不変。
特に男親にとっての娘、女親にとっての息子というのは、特別な存在であるように感じます。
孫となればなおさら。ついつい財布のひもも緩くなっていくのは仕方がないことでしょう。
ところで、親として子供を育てるのは当たり前ですが、子が自立した後の経済的援助というものはどうお考えになりますか?
①子が就職をするまで
②子が世帯を持つまで
③子が世帯を持ち、親から見た孫ができたあとも援助する
さて、あなたならどれしょう?
あなたはいつまで面倒を見ますか?
内閣府の調査発表によれば、60歳を超えても子や孫の生活費を賄っている男性は全体の約3分の1となるそうです(平成29年度高齢社会白書より)。
生活費を賄っている子や孫のうち仕事を持っている割合は8割を超えています。
この背景としては、現在の働き方の変化も要因として考えられます。
正社員としての就労ができない(パートやアルバイト、派遣という働き方が多い)ことや、転職や離職が多いというのも大きな要素です。
不安定な働き方が増える中で、なかなか報酬が増えないということでしょう。
ただ、いつまでも親のすねをかじるということで、親側のキャッシュフローは一気に悪化していくことになります。
本来なら子が自立した後は、自身の老後生活資金の準備をすべきところそれができない現状に追い込まれるからです。
親としてのプライドは捨てる
親として子や孫に何かしてあげたいと思うのは自然の感情です。
しかし、それが過度になれば取り返しのつかない事態になりかねない、ということを自覚することです。
現在は、祖父母から孫に対して住宅取得資金や教育資金、はたまた結婚式や子育て資金にいたるまで、多額のお金を非課税で贈与できる制度があります。
基本的に今の若い親たちが貯蓄率が低くお金を持っていないことが背景にありますが、だからといって高齢世代が孫のための多額の贈与を行えば、それにより自身の老後資金が枯渇してしまう人もいるわけです。
親としてのプライドは捨て、適切な判断のもと資金援助を行わなければなりません。
子に対するマネー教育も大切
別の記事でも述べましたが、従来とこれからでは、お金に対する考え方は全く異なります。
高度経済成長期であれば、特に必要でなかったお金に対する教養も、これからは必須のスキルとなり、これがあるかないかでは将来待ち受ける未来は雲泥の差となります。
自分たちの老後破産を回避する、それだけではなく次の世代の老後破産を回避するためにも、ライフプランに対する教養、マネー教育を向上するための行動を子どもにアドバイスするのも親の責任と言えるでしょう。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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