こんにちは。
老後破産回避コンサルタントの横山です。
近年巷では「老後破産」「下流老人」といった少々過激ともいえるワードが聞かれるようになっています。
日本が超高齢化社会となり、平均寿命が長くなっていく一方、公的年金不安などの問題もあり
「自分の将来はどうなるのだろう?」という不安が募っているのが背景であると考えられます。
今回は、この老後破産があなたにも訪れるのか?という点を考えてみましょう。
老後破産とは?
そもそも老後破産とは、どういうことなのでしょう?
「長生きをしている間に、生活費が足りなくなってしまい生活自体ができなくなってしまう」ということでしょう。
生活費が足りなくなるということが果たして自分自身に起こり得るのでしょうか?
あなたは日本の平均寿命がどれくらいかご存知ですか?
厚生労働省が発表した「平成27年簡易生命表」によれば平均寿命は男性が80.79歳、女性は87.05歳となっています。
平均寿命は、年々のびており、例えば1960年では男性が65.32歳、女性70.19歳ですから日本がどれほどの長寿国となっているかがお分かりいただけると思います。
背景としては医療技術の進歩や食生活、生活スタイルの変化など様々な要因が考えられますが、これから先の事を考えれば、平均寿命は90歳を超え100歳にも到達していくものと思われます。
そうなれば、当然「老後の期間」が長くなっていくことになりますから、それに伴い必要となる生活資金についても昔とは同じ考え方は当てはまらないということが言えるでしょう。
つまり、老後破産というものは絵空事ではなく、あり得ることと認識しておく必要があるでしょう。
すべての人に老後破産は訪れるのか?
書店やネットの記事を見ると、老後破産の不安を煽るような論調が目につきます。
老後に必要となる資金は1億円だ、いや5,000万円だと金額だけ聞いたら誰でも老後に不安な気持ちを抱いてしまいます。
ここで言っておきますが、必ずしもそういう事ではないということです。
公的年金は将来破綻をし、年金をもらうことができなくなる、というようなことも基本ないでしょう。
もちろん受け取れる年金額が現在の水準よりは減ってしまうことはあるでしょうが、将来においても公的年金は私たちの老後生活資金の中核をなすということは変わりありません。
ただし、何も考えず何も準備も対策もせず老後を迎えてしまった場合、あなたがイメージしていた老後とはかけ離れた生活が訪れる可能性は低いとは言えないのです。
時代は大きく変わりました。
平均寿命は昔とは比べ物にならないくらい長くなり、人の生き方や生活スタイルも多様化しそれに伴うお金も大きく異なります。
一世代前では考えなくても良かったようなことが、考えなければいけない時代になっている、これは認識しなければならないでしょう。
老後破産を回避するには
先にも述べましたが、これからはしっかりと準備を行っていかなければならない時代です。
あなたが40代なら40代なりの、20代なら20代なりの「準備」というものがあります。
まずは、あなたの老後にはお金がいくら必要なのか、そして現在の環境でいくら手当できるのか。そこを把握することから始めなければなりません。
その上で、あなたが望む老後の生活スタイルを実現するためには何をする必要があるのか。
これが老後破産を回避し、幸せな老後を送るためのポイントです。
これらのポイントについてはまたこのブログでお話ししていきますね!
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。