こんにちは!
老後破産回避コンサルタントFPの横山です。
桜も一気にほころんでいますね。4月になれば新社会人、新学期と気持ちも新たにスタートを迎える人が街にあふれこちらも華やかな気持ちになりますよね。
今回は、ぜひそういった方々にも覚えてほしい貯蓄をする上でのポイントを考えてみましょう。
貯蓄してますか?
ちゃんと働いて収入があるのに、貯蓄ができない人ってたくさんいますよね。
あなたはどうですか?
貯蓄ができるできないは、収入の多寡ではありません。
収入が少ない人でも、しっかり貯蓄をしている人は多くいらっしゃいますし、収入が多くても貯蓄が全くない人も少なくありません。
このように貯蓄が苦手な人については、一般的にある共通項が見られます。
逆に言えばこれを知れば、貯蓄が苦手という人も貯蓄体質に変わることもできるということですね!
貯蓄の苦手な人の特徴
では、一般的にどのような特徴があるのかご紹介しましょう。
お金の収支を把握していない
これは、貯蓄が苦手な人にはほとんどみられる特徴ですね。
やはり自分の家計の収支を把握していない人、つまりどんぶり勘定で生活している人はお金を貯めるのは困難です。
生活をしているうえで、どうしても支出がかさむ時というのはあります。そのような時にでも、日ごろから家計簿などを付けて管理している人は「やりくり」をすることが上手です。
きちんと数字の「見える化」をするということは、会社の経営だろうが家計だろうが全く同じですよね。
生活はある意味「ざっくり」でも回っていきます。
しかし、ざっくりでお金を管理していればどうしても貯まりにくいというのはご理解いただけるでしょう。
余ったお金を貯蓄にまわそうとする
毎月の生活費の残りを貯蓄に回そうとするとまず貯まりません。
「先取り貯蓄」といいますが、まず先に貯蓄分を抜き取り、残りのお金で生活費をやりくりするのがポイントです。
人は「ある範囲」でやりくりする能力がありますが、一方で手元にあれば使ってしまうという側面があるわけです。
ですから最初から抜き取ってしまうことで、半強制的に貯蓄を行うことができるわけです。
お得という言葉に弱い
「今だけ」「限定」「お得」という言葉はどうにも魅力的ですよね。
ついついいらないものまで購入してませんか?
100円ショップなどは便利ですが、100円という値段からつい目的ではないものまで購入して、結局使わない、ダブってしまうなどの事が起きがちです。
節約しているようで、意外に余計な出費をしているのもたまらない人の特徴です。
片づけが苦手
片づけが苦手な人は、上の「お得という言葉に弱い」というケースと同様です。
片付けられない方の家は物で溢れています。物で溢れるということは大半のものは「いらない物、なくても良い物」です。
断捨離を敢行して、物を整理するだけで無駄な出費を抑えていくことができ貯蓄に繋がっていくことでしょう。
貯蓄は半強制的が効果的
先ほども「先取り貯蓄」を紹介しましたが、貯蓄を効果的に行う、貯蓄体質を作っていくには半強制的であることがポイントです。
その中で財形貯蓄というものがあります。
財形貯蓄は、制度を導入している会社で働く勤労者が対象となる制度で、毎月の給料から貯蓄分が天引きされ強制的に貯蓄を行っていくものです。
給料から天引きされてしまうので、先取り貯蓄の形になっているわけですね。
特に新社会人などこれから金融リテラシーを上げていくべき方々においては、貯蓄体質を作るという事でも非常に効果的。是非利用していただきたい制度です。
財形貯蓄は、貯蓄目的を問わない一般財形と貯蓄目的を限定している財形住宅、財形年金の3種類があり、一般財形をの除く財形住宅と財形年金については一定額までは利息が非課税となる特典もあります。
住宅取得の自己資金作りや将来の自分年金作りに活用したい制度ですが、目的外での払出しを行うと非課税の特典は受けられず課税扱いとなりますので注意は必要です。
まとめ
貯蓄は仕組みを構築することで苦手な人も体質改善を図っていくことができます。
4月は新たな環境で新生活をスタートする方も多い季節です。
あなたも新たな気持ちで貯蓄体質に変化してみませんか?